(知事)
はいどうも、うっとうしい季節でして、なりましたが、今日の花は紫がデンファレ、青がリンドウですね。黄色いユリ、白これトルコギキョウですね。それから、かすみ草。それから、アレカヤシですね。
さて、発表項目は三つでございます。まず、2019年日米カウンシル知事会議に出席する件でございます。
【2019年 日米カウンシル知事会議出席】
8月25日の日曜日から29日の木曜日まで、私はアメリカカリフォルニア州シリコンバレーで開催される、日米カウンシル知事会議に出席をいたします。
この会議では日米カウンシル、U.S.−JAPAN COUNCILというのが正式タイトルですけれども、これが主催するものでございまして、スタンフォード大学のダニエル・オキモト名誉教授の呼び掛けで始まったものであります。
日米両国の地域レベルの経済交流を促進する取り組みの一環として、日本側参加県は、本県のほか、広島県、福岡県、大分県、岡山県、長野県と、そしてまた、日米カウンシルが仲介される米国の州との経済交流の可能性について、トップ同士の意見交換を行い、会議後の具体的な交流へとつなげることを目的としております。
今回の会議では、本県が推進するファルマバレープロジェクトや、社会健康医学といったヘルスケア関連のパネルディスカッションに参加いたします。
また、県内企業とシリコンバレー企業とのビジネスネットワーキングの機会も設けまして、日米の企業間の連携も支援してまいります。また、日系アメリカ人をはじめとしたさまざまな分野のリーダーが集う場でもございますので、本県の富士山をはじめとする世界クラスの資源、人材群や活発な経済活動について情報発信をいたします。
本県出身の池野文昭先生、スタンフォード大学の循環器科主任研究員でもあり、かつ、医療機器分野での起業家、業を起こす方の起業家ですね、養成講座の講師もされている方ですが、池野先生と、医療先進国である米国の状況について意見交換も行う予定をしております。
今後の本県の施策展開に、これをつなげてまいりたいと考えております。この取り組みを通じまして、県民の皆さまや、県内企業が多くの恩恵を享受できるように、人をつくり、富をつくり、平和を築く地域外交を展開してまいります。
【静岡県・浙江省友好交流卓球大会の開催】
二つ目の発表項目でありますが、静岡県と浙江省の友好交流卓球大会についてであります。
本県が長年友好提携をしております中国浙江省とのスポーツを通じた交流を目的としまして、8月27日の火曜日に、中国浙江省のハンジョウ、杭州市にて「静岡県浙江省友好交流卓球大会」が開催され、官民協働でこれに参加をするということでございます。
この大会は、平成24年、2012年ですね、友好提携30周年の年でございましたが、秋に、尖閣諸島問題が浮上しまして、日中関係が冷え切ったときでありましたけれども、その年の暮れに私、あえて訪問をいたしまして、当時、書記が夏宝龍(かほうりゅう)さん、それから代省長が李強(りきょう)さんでありましたけれども、卓球をやりませんかというふうに提案をして、向こうは驚かれたわけですけれども、何しろお家芸の卓球ですから、ぜひやろうということになりまして、それが、準備をして平成26年、27年、そして29年とそれぞれ本県と浙江省で、相互に開催されてきまして、今回が4回目でございます。
これをもって一応最終回にしようかなということで、両県省で合意をしております。
浙江省との友好提携37周年目に当たる今年の大会は、青少年を対象として、杭州市にある、浙江樹人(じゅじん)、樹木の樹に人と書きまして、樹人大学体育館におきまして、本県の小学生中学生高校生24人の精鋭選手が、浙江省の青少年48人と熱い戦いを繰り広げるということでございます。
この大会に合わせまして、8月25日、日曜日から28日の水曜まで、吉林副知事が本県団の団長として浙江省を訪問いたします。
もとより吉林副知事は、中高大学と野球で鳴らし、これを今度は卓球のラケットに持ち替えまして、副知事室で、昼夜を問わずというと言い過ぎですけれども、練習に練習を重ねておられまして、向こうでは、それをお聞きになったかどうか、バルセロナで金メダルを取られたと確か聞いておりますが、呂林(ろりん)選手ですね、浙江省の。非常に立派な方でございますけれども、この方とモデル試合をするというふうに聞いております。
私も呂林先生とモデル試合やって、そのときは遇遇そうなったんですけれども、どんどんどんどんラリーが続くんですね。どういう所に打っても、必ず打ちやすい所に返してくるから。そうすると、何かオリンピック選手と対抗できるぐらいの腕前を持ってるんだという誤解が生じまして、そうしたことが今回も起こるんじゃないかということで、吉林副知事が、そうした友好に貢献されるということでございます。
これまで実施した3回の大会では、合わせて本県選手が393人、浙江省の選手は275人と大勢が参加しておりまして、大きな民間交流の輪が生まれてまいりました。
この大会を通じまして、本県から選抜された選手たちには、卓球の、いわば本場である中国での経験を積んで、技術の向上を図っていただくとともに、浙江省の青少年と友好を深めてもらいまして、両県省の将来の交流促進につながればいいなというふうに強く期待しているところであります。
【東京2020パラリンピック開催1年前】
三つ目の発表項目でありますが、東京2020パラリンピック開催1年前イベントについてであります。
8月25日日曜日は、東京2020パラリンピック開会式の1年前となります。それに合わせまして、パラリンピック1年前イベントin静岡と題しまして、このイベントを清水総合運動場体育館において開催いたします。
車いすラグビー、車いすバスケットボール、ボッチャの選手も大勢参加し、東京2020パラリンピックに向けての決意表明、あるいは車いすラグビー日本代表選手による模範試合、パラサイクリングをはじめとした体験会も行います。日本車いすラグビー連盟、静岡県車いすバスケットボールクラブ、静岡ボッチャ協会にご協力をいただきます。
さまざまなパラスポーツを体験することで、パラスポーツへのご理解を深めていただきたいと思います。併せて、参加選手にはパラリンピック出場に向けて、ぜひとも声援を送っていただければと思う次第であります。
また9月4日水曜日ですけれども、ホテルセンチュリー静岡で、特別講演会を開催いたします。東京2020大会組織委員会理事の参議院議員、橋本聖子先生にごあいさつをいただきまして、パラリンピアンやオリンピアンによる講演や座談会を行い、パラリンピックへの理解とパラスポーツ振興に向けた機運を醸成いたします。
開催まであと1年ということでございまして、パラリンピック大会の成功に向けて、万全の対応を図ってまいりたいと思っております。
私の方からの発表は以上であります。 |